バルトレックスで水疱瘡や帯状疱疹を治療する

バルトレックスで水疱瘡や帯状疱疹を治療する

バルトレックスは帯状疱疹にも水疱瘡にも効果がある

ヘルペスウイルスに感染すると、皮膚の痒みや唇周辺のぴりぴりした痛み、小さな水疱ができます。ウィルスは、一度感染すると体内に潜伏し続けて、何度も再発を繰り返します。

ヘルペスウイルスは8種類に分類されます。その中でも「単純ヘルペスウイルス1型」と「単純ヘルペスウイルス2型」、そして「水痘・帯状疱疹ウイルス」と呼ばれているタイプが病気を引き起こします。ウイルスが体内に潜伏する箇所は、神経が集中する神経節です。単純ヘルペスウイルス1型は唇の周り、単純ヘルペスウイルス2型は性器周辺に水ぶくれを作ります。

ヘルペスウイルスは、一度感染したら体内から完全に駆除することができません。症状が消えても、ウィルス自体は体内の奥深くに潜伏しており、再発の機会を伺っています。周囲の人がヘルペスウイルスに感染したら、症状が治まるまでは接触を避けましょう。

ウィルスが潜伏する原因は2通りあります。1つはキスや性行為によって患部と直接接触した場合、そしてもう1つが、発症者の患部が触れたタオルや食器を使い回すことで、間接的に接触した場合です。

ヘルペスウイルスに感染してしまった場合、抗生物質のバルトレックスが使われます。バルトレックスは、ウィルスの増殖を抑制することで症状を改善します。薬のタイプは、錠剤や顆粒、点滴に分かれます。基本的に飲み薬が処方されますが、重度なら点滴が使われます。ヘルペスウイルスが増殖し始める前にバルトレックスを使えば、症状が本格的に出るまえに治療が可能です。

ヘルペスが再発しやすいタイミングは、免疫力の低下、つまり、疲れている時です。免疫機能は、体の中の病原体を排除する働きを持ちます。仕事の疲れや人間関係のストレス、睡眠不足など身体的、精神的負担が蓄積してくと、体の免疫機能が低下し、ウイルスが増殖しやすくなってしまうのです。

また、皮膚が弱い人は、紫外線を浴びてしまうことで再発可能性があるので要注意です。ストレスを溜め込みすぎないように、適度な休息をとりましょう。また、皮膚が弱い人は、なるべく紫外線を浴びないように工夫しましょう。

バルトレックスで帯状疱疹や水痘を治療する方法

帯状疱疹・水痘にかかったら、バルトレックスなどの抗ヘルペスウィルス薬が使われます。感染してから時間が経てば経つほど、ウイルスは増殖し、治療に時間がかかってしまいます。そのため、帯状疱疹・水痘の症状がでたら、なるべく早く病院で診察を受けましょう。

バルトレックスは、治療目的によって、飲み方が変わります。

例えば唇周りに水ぶくれができる口唇ヘルペスの場合、バルトレックスの用量は1回1錠、1日2回です。12時間おきに飲めば、体内の有効成分の濃度が保たれ、効果的に治療することができます。ただし、バルトレックスは強い作用があるため、胃が空っぽの状態で飲むと副作用のリスクが高まってしまいます。そのため、食後に飲むのが安全です。また、バルトレックスを飲むときは、多めの水で飲みましょう。

口唇ヘルペスの治療の場合、バルトレックスの服用期間は2日から5日です。途中で症状が収まったとしても、必ず5日間飲み続けましょう。5日経っても症状が改善されなければ、病院で医師に相談しましょう。

初めて性器ヘルペスを発症した場合、症状が重くなることが多いです。そのため、バルトレックスを10日間飲み続けることもあります。

帯状疱疹・水痘を治療する場合の用量は1回2錠、1日3回です。帯状疱疹・水痘は、ヘルペスよりも症状が重くなるため薬を飲む量も多くなります。バルトレックスの服用期間は、5日から7日です。バルトレックスを飲むときは、用量を守り、一定の時間を置いて服用することが重要です。もし飲み忘れても一度に2回分飲んではいけません。薬の作用が強く働きすぎて、副作用のリスクが高まります。

バルトレックスは小児の水疱瘡にも効果的

帯状疱疹および水痘にかかった子どもにもバルトレックスが有効です。ただし、子どもにバルトレックスを使うときは、投与量に注意しなければいけません。

子どもにバルトレックスを使うときの用量は、体重1kgにつき、有効成分「バラシクロビル」25mg分です。錠剤は500mg分が含まれているため、顆粒タイプが使われます。

バルトレックスは、頭痛や下痢といった副作用が確認されています。他にも意識の混濁など、精神に悪影響を及ぼすケースも認知されています。ごくまれに、アナフィラキシーショックや呼吸困難といった、重度の症状が出ることもあります。これらの症状が出た場合は、すぐに服用を止めて医師や病院で処置を受ける必要があります。

ヘルペスは、ごくまれに「ヘルペス脳炎」を引き起こすこともあります。ヘルペス脳炎は、子どもが初めてヘルペスに感染したときに起こる病気です。風邪とよく似ているので見逃しやすいですが、命に関わる危険性が高い病気です。

40kg以上の子どもなら、成人が使う錠剤を飲むこともできます。帯状疱疹と水痘における服用方法が1日3回である事を踏まえると、1回あたりの用量は、10kgの体重なら250mg、20kgであれば500mg、そして30kgなら750mgとなります。

バルトレックス顆粒は、用量を調整しやすく、子どもにとって飲みやすいのがメリットです。バルトレックスはコーティングされた薬品なので、苦味はありません。しかし、小さな子どもの場合、薬を嫌がって飲んでくれない場合があります。そうした場合は、顆粒をヨーグルトやゼリーなどの食べ物に混ぜるとよいでしょう。なお、顆粒は水など飲み物には溶けないので要注意です。